電子配置
原子スペクトルが規則性をもつということがわかってきた。
└ 原子に高エネルギー電子をぶつけたりしたときに出る光をプリズムで分光したもの。
→ 原子中には、規則的な構造がある。それは、電子配置である。(N. ボーア 1913頃)
太陽光を、細いすきま(スリット)で絞り、それをプリズムに入射させると、出てくる光は、『虹の一切れ』のような連続した光の帯になる。これを連続スペクトルという。
上の図は、太陽光のスペクトルである。このように、連続している。
これは蛍光灯のスペクトルで、周囲の光や蛍光物質の作用により連続部分が見えているが、緑や紫の線に注目してもらいたい。これが、蛍光灯に用いられている水銀が出している光である。
これは、水素ガスを入れた放電管の発光を分光したスペクトルである。波長が656nm(赤)、486nm(青)、434nm(紫)などとなっている。これらは可視領域の光だが、これら以外に、紫外領域や赤外領域にも線スペクトルがみられ、こうした輝線の波長には、数式で表される関係があることがわかってきた。
Bohrは、これらの観測結果から、原子の電子配置を提案したのである。
原子中の電子は、電子殻に収容されている、とする。
電子殻とは、原子核をつつむ、殻状の電子の軌道である。
K殻 (n=1) … 電子2個で満員 L殻 (n=2) … 8個 M殻 (n=3) … 18個 | | n番目 2n2個で満員 ![]()
【発展】
水素の原子スペクトルのうち、可視光領域に観測される(私たちの目に見える)ものは、電子が外側のほうから、内側から2番目のL殻に落ちるときの発光であることがわかっている。それでは、一番内側のK殻に落ちるとき、あるいは3番目のM殻に落ちるときには、どのような光を出すのだろうか?
図書館やネットをつかって調べてみよう。


